ねこさんの趣味じゃー

趣味のヨット、バイク、プラモ・・・他

漫画 「ベルセルク」

今、41巻までコミックスが出版されている。この原作者三浦建太郎は、2021年5月に亡くなられている。

この作者が亡くなられてからこの作品を知って読んだ。大変ヘビーなダークファンタジーで、ストーリーもだが絵が濃厚すぎて圧巻される。命を削って一つ一つのシーンを描かれているように1本1本の線が生きている。この話には、2人の主人公は、ガッツとグリフィス。ガッツは、屍から生まれ傭兵に拾われて戦うことしか知らない孤独な幼少期から青年期を過ごす。グリフィスも貧困層の生まれだが自分の国を持つという夢がある。女性と見間違えるほど美しい容姿、明晰な頭脳、優れた剣術とずば抜けたカリスマ性を持つ。この2人の出会いから始まる。

アニメも漫画も現在発行されているまでを読み切って気持ちがstoryに入り込みすぎて自分の現実と曖昧なところにいるようで落ち着かない。

ガッツが切なくて愛おしくて目が離せない。   

少し時間をあけて再度読み直してみたい。多分色々取りこぼしがあるだろうから違った感じ方ができると思う。

心臓が鷲掴みされるような感動を受けた作品は最近では「進撃の巨人」「キングダム」「十二国記」「バナナフィッシュ 」「最遊記」…がある。人間の奥に潜んでいるブラックフォールを覗いて魂が震えてしまうっていう感じか。話も絵も刺さりまくる。どの作品も作家が心身を削って生み出しているような感触を受ける。自身では作品を作ることはできないけれど、出会うことはできる。生涯どれだけの共鳴したものと出会えるかはわからないけれど心して触れていきたい。