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すずめの戸締まり  映画 感想

2022年11月26日(土)八尾アリオ映画館

いってきます。いってらっしゃいと、いつも日常にある風景が、当たり前じゃなくなる天災。この物語が東日本大地震で母親を失ったすずめという高校生が主人公。戸締まり氏の青年と地震の元、みみずを押し込めるべく九州から東京、東北まで旅をする。あらすじも何も予備知識入れていないで観たのだが、不意打ちを食らったような言い難い感情に襲われ不覚にも嗚咽を漏らしてしまった。私は、天災で大切な家族や日常を失った経験はない。だから、その人たちの苦しみや悲しみは想像はできても理解できない。天災は、自然の条理で人がどう思っても抑えられるものでもないでも、誰しも生きる事を望み当たり前の日常が続くことを疑いたくない。戸締まり氏は、その自然の条理も踏まえてそれでも、どうか私達に生きる事を許されよと、祈る。この物語には、色々な思いが詰め込まれていた。母を探していた子供のすずめが母親の死を受け止めきれず咆哮する様になくシーンは、そうだ友人の死を受け止めきれず道端でへたり込み身栄えなく大声で大泣きした時の自分を思い出した。ああ、どうか自然の偉大さの中で生きるちっぽけな人間の私たちの何気ない毎日が1日1日を大切に生きれますようにと思う。