ねこさんの趣味じゃー

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YURI ON ICE!!! 1粒で2度おいしい!? テーマは「愛」①

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このアニメは、フギィアスケートのグランプリシリーズからファイナルまで、日本の男の子 勝生 勇利 24才が、ビクトルコーチ、ユーリを始め色んな人との関わりの中で人として選手として成長していく話です。

勇利だけではなく、選手として世界選手権5連覇のビクトルが、日本にやってきて勇利を通して見えてきた世界。リビングレジェンドと呼ばれながらも、行き詰っていた自分の想像を超えていくのですね。

1話から最終話の12話まで。いやー、満腹しました。の一言です。

もうこのストーリの内容、一人一人の登場人物の設定(性格・スケートの振付など)、OP、EDはじめ挿入歌などなど、クオリティの高さについては、衝撃しかありません。

最近のアニメは、原作(漫画)があって製作されることが多いと思っていましたが、この「YUERI ON ICE!!!]は、違います。オリジナルです。

OPの主人公たちのスケートの振付から、作中のそれぞれ登場する選手の振付まで、プロの元アイスダンススケーターの宮本賢二さんが担当されています。そこに出てくる場面の背景も、実際の会場、土地、建物などリアルに再現されています。

曲も、OPはあの Mr.DEAN FUJIOKA(作詞、作曲、歌)です。

でも、やっぱり、勇利のFSの曲「YURI ON ICE」が美しく最高に好きです。

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登場人物には、それぞれ実際のフギィアスケトの選手がモデルであったり、しぐさ、シーンでの選手あるあるが一杯挿入されているようで、世界中のフィギア選手にもこのアニメのファンが多いとのことです。

一つ一つのセリフや、シーン、曲に、伏線が隠れています。この作品や製作者のメッセージなどを感じて観るのも楽しみの一つです。

本当に、なんじゃーこれって感じです。

それと、このストーリの奥に秘められている?哲学的なもの、勇利がテーマとして選んだ「愛」。

家族愛、師弟愛、友情、性的な愛・・・てんこ盛りで、人によっては意見が分かれるような悩ましいものもありますが、たぶん、スポーツというより、究極のスケーティング技術で一つの世界を創りあげていくという表現に近いこのジャンルでは、本人でないと理解しえない感情があって、凡人がLOVEじゃLIKEじゃというレベルでは理解しえないものがあるのだと思います。

グランプリファイナルの試合前、勇利がビクトルに、教会前でペアリングを「感謝の気持ちをこめて」プレゼントするシーン。

勇利がビクトルの手袋をはずし薬指に指輪を。ビクトルが勇利に。。とても美しいシーンでした。

これは、BL的にみるというより、もう凡人の想像では表しきれない「愛」の気持ちだと。

ここまで思え、受け入れてもらえる関係というのは、中々普通では得られない。少なくとも私はですが。

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俗世にまみれた私めは、彼女いない歴=年齢のさえない男の子、勇利がどんどん大人の色気がでて成長する中でビクトルとのからみでは、もうBL(ボーイズラブ)的な「ぐへへへへ」と、笑いが止まらない。

主人公の一人といっていいコーチのビクトルについては、男の色気というのか中性的な眩しさで目がくらみそうです。それと、すぐに裸になっている。いやらしさを感じさせず、可愛らしく見えてしまう。

勇利とビクトルを見ていたら、どんだけハグするねん。それキスやろー、エロすぎるっというようなシーンが満載で、これを師弟愛というのか、性的な愛ととるのかは、観る人が想像するしかありません(きっぱり!)

12話のEDで「離れずにそばにいて」を勇利とビクトルがペアでエキビションを滑りますが、表向き観ている限り解らないのですが、よくよく画像をストップしてみると、しっかり抱き合って「チュー」してるシーンが隠れています。

鼻血が。。。

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全部で12話ありますが、これは必見です。私は、何度も観てしまっています。挿入されている曲も何回も聞いていますが、つど新しい発見が見つかります。

2年前に、TVで放映され、今はネット又はDVDで観られます。2019年には、劇場版が公開される予定です。

ただ、主人公が頂点に立って、ハッピーエンド!なんて単純な構想でない、観る側を驚かせ想像をかきたてるような内容と期待します。

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2018.11.18 ねこ